
流産は妊婦の10人に一人から二人の確率で起きることもあります。
稽留流産の殆どは受精のときに運命が決まっていて、母親の不注意だということはありません。
稽留流産は胎児の発育が止まって死亡していても子宮内に留まっているものです。
出血や腹痛などの流産と感じる自覚症状がないことが特徴で、つわりなど他の初期症状は継続していることも多いです。
以外と高い流産の確率
殆どの妊婦さんは痛みもないまま赤ちゃんがお腹の中で死亡していることは精神的に辛いものです。
ただ主な原因は胎児にあると言われていて、主な原因は染色体異常です。
受精卵が着床しても継続して成長する力がなく、流産する確率は全妊娠の10%から15%ですが、稽留流産は6人に1人とそれほど珍しくもありません。
殆どの妊婦は早く発見すれば助けることが出来たのでないかと思いがちですが、早く発見しても24週未満での赤ちゃんへの医療行為は出来ません。
そのためお腹の中の赤ちゃんの生命力を信じるしかないです。
妊娠6週目から7週目によく起きるようです。
自覚症状もないので医師の健診で発見されることが多くて、胎児が確認出来ない場合や、胎児の確認は出来ても心拍が確認出来ない、胎児も心拍も確認出来てもその後に心拍が止まったなどの検診結果が出ると稽留流産と診断されます。
稽留流産はどう処置するの?予防は出来ないの?
診断で確定されると子宮内の赤ちゃんや組織と取り除く子宮内容除去術が必要です。
多くの医師は手術を推奨しますが、これはこのまま放置すると強い腹痛や出血、子宮内感染を起こすためです。
母親に大きな負担を与える結果が予想されるためで、本人の希望次第では母体や胎児などの状態を見て自然流産の選択も可能です。
原因が染色体異常が殆どなので予防するのは難しいです。
ただ母体の子宮機能を上げることが予防にも繋がります。
ストレスが多い現代社会で女性の身体の機能が低下しています。
原因は母体に問題があるわけではありませんが、妊娠に適した身体を作るのも予防策の一つの方法です。